堺・アートクルーズ
どんな人が造ったの?

安藤 泉


●みんなへのメッセージ●
市民の健康のため貢献する病院の広場に相応しくと思い、「生命の尊さと愛」を、命宿る星である地球全体としても感じ取ってほしいという気持ちから、大自然の象徴の意味でアフリカ象の親子をモチーフとして選び、構成表現してみました。泥だらけで遊ぶ小象を、母親象が面倒をみる微笑ましい仕草を、噴水彫刻として構成しています。水の動きと潤いが加わることで、新鮮に生命力が強調されています。(噴水はコンピュータ制御されています。)親象はほぼ等身大で造られ、子象は赤ちゃん象の大きさです。親象のお腹の下をくぐり抜けたり触ったりして、実物大の大きさを体感してみてください。実はこの赤ちゃん象には一つ秘密があります。触ってみないとわかりません。(赤ちゃん象の鼻先は、向きが変えられるのです。噴水中は濡れてしまうかもしれませんが、手でそっと優しく鼻先を水平方向に回してみてください。)この彫刻は鍛金彫刻といって、通常の銅像のような鋳造のブロンズ像ではありません。昔の鎧や兜の造り方と同じやり方で、金鎚で何十万回も金属を叩いて成形する技法です。純銅板を叩いて鍛えながらカーブをつけて接合し、内部はステンレスの骨組みで補強されています。大きさの割合には軽量に造られているので地下駐車場にも負担を掛けません。ニューヨークの「自由の女神」も同じ造り方なのです。鍛金彫刻「どろんこ坊や」は世界中に一つしかありません。堺市民の皆さんやちびっ子たちに親しまれる、楽しいみんなの広場になれることを望んでいます。
3.作品をよく見て楽しもう!
4.作品の見方
5.どんな人が造ったの?
  略歴
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  コンクール・公募展・企画展・受賞歴
  主なコレクション
  他の作品
6.作品について勉強しよう
7.作品を見に行こう
0.はじめに
1.作品名から選ぶ
2.作者名から選ぶ


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