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| 作品名  | 
巣 | 
| 大 きさ | 
幅:121.5センチ 奥行き:87センチ 高さ:390センチ | 
| 材 質  | 
アルミニウム | 
| 設置年  | 
1966年 | 
 
 
作品の解説
駅舎を出ると目の前に、さまざまな高さ、厚さの穴あきアルミ複合体が寄り添い、にぶく光って立ちはだかる。背景はいくつもの鉄筋集合住宅。彫刻の丸い穴の列と周囲の住宅群の窓の列が、タイトルの「巣」という言葉と響き合う。作品が設置された1960年代はまだ日本の高度成長期。古い歴史を持つ堺にも、開発の波が押し寄せた。作者は賛否は別として、次々と変容しては出現する新しい街並みに関心を持ちながら、そのイメージを造形化した。
解説:山村 悟(美術ジャーナリスト)