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作品名 |
与謝野晶子像 |
大 きさ |
幅:130センチ 奥行き:130センチ 高さ:235センチ |
材 質 |
ブロンズ、台:石 |
設置年 |
1998年 |
作品の解説
歌集『みだれ髪』で知られる堺出身の歌人の生誕120年を記念して制作、設置された。艶やかな薄い褐色に仕上げられたブロンズ像は、短冊と筆を手に、遠くを見る表情で想を練る立ち姿が、端正で落ち着いた存在感がある。黒御影石の台には、晶子の望郷の歌「ふるさとの潮の遠音のわか胸にひびくをおぼゆ初夏の雲」が刻まれている。作者は彫刻だけではなく、生活空間の造形・デザインを幅広く手がけて、堺を中心に活動している。
解説:山村 悟(美術ジャーナリスト)