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作品名 |
増殖 |
大 きさ |
高さ:60〜150センチ・8本 |
材 質 |
ペットボトル50本、透明ビニールホース、塩化ビニールパイプ、アルミ線 |
設置年 |
2007年 |
作品の解説
ロダンらの系譜の写実彫刻はもちろん抽象系の現代彫刻にしても、ボリューム感、重量感で存在の確かさを示す作風が今でも主流を占める。しかし「動く彫刻」など軽さ、浮遊感も現代感覚とされる。佐野さんのこの作品はまさに重量感とは無縁だ。「ハーベストの丘」の観覧車の下に咲いた透明なあだ花のように、お花畑がひらひらキラキラとそよぐ。切り裂いたペットボトルと銅コイルを内包する樹脂パイプが材料。全関西展などに入選歴がある。大阪彫刻家会議会員。
解説:山村 悟(美術ジャーナリスト)