堺（さかい）・アートクルーズ

作品名( さくひんめい)	樺太犬慰霊像(からふとけんいれいぞう)
大( おお)きさ	幅(はば)：510センチ　奥行(おくゆ)き：240センチ　高(たか)さ：80センチ
材　質( ざいしつ)	ブロンズ
設置年( せっちねん)	1987年(ねん)

作品(さくひん)の解説(かいせつ)

映画(えいが)にもなって感動(かんどう)を巻(ま)き起(お)こしたタロ、ジロら15頭(とう)の実話(じつわ)による情景(じょうけい)彫刻(ちょうこく)。南極(なんきょく)観測(かんそく)第(だい)1次(じ)越冬隊(えっとうたい)（1957，58年(ねん)）に参加(さんか)したが悪天候(あくてんこう)で帰国船(きこくせん)に取(と)り残(のこ)された犬(いぬ)たちの慰霊(いれい)（奇跡的(きせきてき)に生存(せいぞん)していたが）のため1958年(ねん)、岩田氏(いわたし)が旧(きゅう)水族館(すいぞくかん)南(みなみ)遊園地(ゆうえんち)にコンクリートで制作(せいさく)した。ブロンズによるこの作品(さくひん)は岡村(おかむら)哲伸(てっしん)氏(し)が復元(ふくげん)したもの。獣医(じゅうい)でもあった岩田氏(いわたし)の描写(びょうしゃ)はリアルで、遠(とお)くを見(み)つめ、天(てん)に吠(ほ)える犬(いぬ)たちの姿(すがた)は悲話(ひわ)を思(おも)い出(だ)させる。
解説(かいせつ)：山村(やまむら)　悟(さとる)（美術(びじゅつ)ジャーナリスト）