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作品名 |
宙 |
大 きさ |
幅:190センチ 奥行き:95センチ 高さ:740センチ |
材 質 |
ステンレス、台:石 |
設置年 |
1989年 |
作品の解説
栃木県出身の作家で1957年から65年まで製鉄会社の研究部門で鉄、および新合金の研究、開発にあたった後、独立してメタルアート及びデザイン工房を設立した。この工房での活動に対して通産省グッドデザイン賞、国井喜太郎産業賞を受賞、また、椅子のデザインでも名高いジオ・ポンティーの賞を受ける。1981年、びわこ現代彫刻展で、実用から離れた純粋な金属造形作品を初めて出品、その後82年に最初の個展「金属工芸」を東京INAXギャラリーで開催、同年に第7回日本金属造形作家展、さらに84年栃木県美術の現在展などに出品した。1987年に東京国立近代美術館工芸館で開催された「1960年代の工芸展」に、幾何学的形態の作品「構成・連」が選定出品された。一貫して装飾を排した幾何学的形態を追求している。彫刻というよりも、金属工芸、デザインといった方が適切かもしれない。
解説:中塚 宏行(大阪府立現代美術センター)