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作品名 |
河口慧海顕彰立像 |
大 きさ |
幅:245センチ 奥行き:285センチ 高さ:454センチ |
材 質 |
台座付きブロンズ |
設置年 |
1983年 |
作品の解説
慧海は明治時代、2回にわたってヒマラヤ山脈のチベットに入り、仏教経典や学術資料を持ち帰った、堺生まれの探検家的な僧侶。大阪を中心に多くの具象モニュメントを制作、設置してきた作者は、見上げるような高い石、セメントの台上に、雪の岩山のようなイメージの情景をしつらえ、重い荷を背負って杖にすがりながら難行苦行する姿を表現した。緑青の浮くブロンズ像が、当時では想像もできない距離と時間の風雪をしのばせる。
解説:山村 悟(美術ジャーナリスト)