堺（さかい）・アートクルーズ

児玉(こだま) 康兵(こうへい)

みんなへのメッセージ

「晴(は)れた日(ひ)には野(の)に出(で)て耕(たがや)し、雨(あめ)の日(ひ)には家(いえ)にあって書(しょ)を読(よ)むこと」ではありますが、世(よ)の中(なか)の流行(りゅうこう)にまどわされることなく、独自(どくじ)の不変(ふへん)なる真理(しんり)を探求(たんきゅう)する姿勢(しせい)と解(かい)し、私(わたし)の芸術(げいじゅつ)を求(もと)める姿勢(しせい)でもあります。又(また)学問(がくもん)を追求(ついきゅう)する姿勢(しせい)にも通(つう)じるものと思(おも)い、ここに府立大学(ふりつだいがく)総合情報(そうごうじょうほう)センターのための彫刻(ちょうこく)の題名(だいめい)としました。この作品(さくひん)はステンレス鋼板(こうはん)とステンレス鋳物(いもの)を用(もち)い、冷(つめ)たい幾何学的(きかがくてき)なステンレスの角柱(かくちゅう)が溶(と)け出(だ)し、水滴(すいてき)のごとく流(なが)れ落(お)ちる一瞬(いっしゅん)の造形(ぞうけい)に美(び)を見(み)い出(だ)し、天(てん)と地(ち)、宇宙(うちゅう)と地球(ちきゅう)の接点(せってん)に心(こころ)の静寂(せいじゃく)の世界(せかい)を求(もと)めたものであります。

作者(さくしゃ)の略歴（ りゃくれき）

1949	広島県(ひろしまけん)尾道市(おのみちし)生(う)まれ
1971	京都市立(きょうとしりつ)芸術大学(げいじゅつだいがく)彫刻科(ちょうこくか)卒業(そつぎょう)
1973	大阪(おおさか)工業大学(こうぎょうだいがく)短期大学部(たんきだいがくぶ)建築科(けんちくか)卒業(そつぎょう)
1973〜1978	浦辺(うらべ)建築(けんちく)事務所(じむしょ)勤務(きんむ)
1978〜1980	ミラノ国立(こくりつ)美術大学(びじゅつだいがく)彫刻科(ちょうこくか)留学(りゅうがく)
1981	児玉(こだま)環境造形(かんきょうぞうけい)研究所(けんきゅうじょ)（84年(ねん)まではK＆F環境造形(かんきょうぞうけい)研究所(けんきゅうじょ)）設立(せつりつ)（高槻市(たかつきし)）
1983	石彫(せきちょう)スタジオ開設(かいせつ)（高槻市(たかつきし)）
現在(げんざい)	尾道大学(おのみちだいがく)芸術文化部美術学科(げいじゅつぶんかぶびじゅつがっか)教授(きょうじゅ) 大阪(おおさか)彫刻家(ちょうこくか)会議会員(かいぎかいいん)
所属学会(しょぞくがっかい)	民族芸術学会(みんぞくげいじゅつがっかい) 形(かたち)の文化会(ぶんかかい)

他(ほか)の作品(さくひん)