堺（さかい）・アートクルーズ

晴耕雨読（せいこううどく）

しずくがポトリ


まっすぐに伸(の)びた長(なが)い金属(きんぞく)の棒(ぼう)が、垂直(すいちょく)に立(た)っています。無駄(むだ)のないシンプルな形(かたち)だけれど、さらにその先(さき)は細(ほそ)くなり、やがて雨(あま)だれの水滴(すいてき)のようになっています。堅(かた)いはずの金属(きんぞく)が溶(と)け出(だ)しているようで、とても不思議(ふしぎ)な感(かん)じがするね。台座(だいざ)は金属(きんぞく)ではなく石(いし)でできていて、これも上(うえ)の表面(ひょうめん)だけがピカピカに磨(みが)かれ変化(へんか)に富(と)んでいます。全体(ぜんたい)を眺(なが)めると天(てん)から大地(だいち)に何(なに)か剣(けん)のようなものが突(つ)き刺(さ)さっているようにも見(み)えるね。あるいは、巨大(きょだい)な鉛筆(えんぴつ)？もしかしたら「！」マークかな。設置場所(せっちばしょ)の図書館(としょかん)と何(なに)か関係(かんけい)あるのでしょうか。